こんにちは。田無薬品、薬剤師の宮澤です。

田無薬品は西東京市田無に5店舗ある地域密着型の調剤薬局です。
それぞれの店舗が特徴のある薬局です。
 今回のシリーズでは、そんな個性豊かな薬局の管理薬剤師を務めている方々にインタビューをしていきたいと思います。
 前回に引き続き、西東京市の在宅医療で活躍している薬局ホームケアファーマシー田無店の管理薬剤師、藤田珠理さんのインタビューです。

※ご本人の言動のまま記載しております。

Q、管理薬剤師になるきっかけとなったエピソードはありますか?

薬剤師5,6年目の時の担当した認知機能が低下した患者さんとのお話。
その患者さんはすごく自分のことを気に入ってくれて、孫だと喜んでくれた。
認知機能が低下しており、色々拒否がでていたが、孫(藤田さん)が来てくれて、一生懸命言ってくれるから、やってくれるからと患者さんが心を開いてくれていた。
当時の在宅医療は、月2回薬をお届けする、薬剤師が訪問して色々話すということが当然ではなかった。
もし、いきなり人が家に来たらどう思う?お家の中、あまり見てほしくないよね。人をあげるためには準備が必要だし、悪い意味ではなく、最低限度弱みを見せないようにと思ってしまうと思う。 
「薬剤師がいきます。」「散らかっているけど、どうぞ」とは言わないと思う。
今は介護保険制度が浸透しているけど、ヘルパーさんが来る前に身支度整えて、排泄のボトルやポータブルとかも綺麗にしておかないと恥ずかしいですという人はいくらでもいる。 疾患考えると任せていいんだよと言っても、特に女性だと納得しないよ。 汚いところにウェルカムと言う人はあまりいないよね。
この患者さんの生活を支えるためには、専任にしたほうがいいと思った。
しかし、直属の上司には「専任をもつと、何かあったときに担保できない。」「あなたに何かあったときに、その患者さんはどうするのか?」と反対された。
正論だけど、責任をもつから専任にしてほしいとお願いした。

次回の予告 失敗しない薬学生~管理者に聞く“私在宅で失敗しないので”

藤田さんインタビュー最終回です。お楽しみに!

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