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お薬Q&A

お薬をお茶や炭酸水で飲んでも大丈夫ですか?
普通の緑茶やウーロン茶なら問題ありません。以前は、一部の薬の成分(鉄剤)がお茶のタンニンと反応してしまい、吸収されづらくなると言われてましたが、今は特に影響がないとされています。ただし一部の骨粗しょう症の薬はお茶、炭酸水やミネラルウォーターなども相性が悪いため薬剤師に相談してください。
お薬を飲む瞬間だけお水で飲んでも、その後すぐにコーヒーを飲んだとしたら、最初からコーヒーでお薬を飲むのと一緒じゃありませんか?
一部の薬剤はコーヒーに含まれるカフェインに影響するものや、直接薬の強さに影響するものもあり、避けたほうが良いでしょう。どうしても食後のコーヒーが欠かせない人は食事の前に飲んでよい薬かどうかを薬剤師に相談してみてください。
ジェネリック医薬品を選ぶと安くなると言われたのですが、一般の薬と何が違うんですか?
ジェネリック医薬品は先発医薬品と配合されている薬品の成分は同じですが、薬の色や形、味、添加物などが異なります。開発コストがあまりかからないので薬本体の値段(薬価)が安くなるので、患者さんの自己負担も安くなるのです。
以前もらったお薬を、後日似た症状の時に使っても平気ですか?
処方箋にて交付されたお薬は、その時に医師により診断された結果で出されたものであって、後日にその余りを飲むことはしないでください。詳しく知りたいときは交付を受けた薬局またはかかりつけ薬局に相談してください。
処方されたお薬が残っていても、症状が治まったらもう飲まなくていいですか?
交付されたお薬で屯用(症状がある場合に使用するもの)ではない薬については、症状が治まっても継続して最後まで飲み切ってください。抗生物質やインフルエンザの薬は指示の途中で服用を止めてしまうと症状が悪化したり、家族の他の人にうつしてしまう可能性があります。
お薬の有効期間(消費期限)ってどのくらいですか?
一般にOTC医薬品は未開封の状態で使用期限が3年以上あるものが多いですが、医療用医薬品は開封後1錠単位で交付されるので、原則、薬を交付された日数で必ず服用を終了しましょう。
有効期間(消費期限)を過ぎたお薬を飲むと、何か問題が起きますか?
使用期限を過ぎた薬は有効成分の含量が低下するだけでなく、光、熱、湿気などで他の有害な物質に変化する可能性があります。絶対に使用しないでください。
お薬と食べ物の組み合わせで、避けたほうがいいものがあったら教えてください。
ある種の血圧の薬(カルシウム拮抗剤)とグレープフルーツとの関係は有名ですが、ほかに血液をサラサラにするワーファリンは、納豆や青汁などと反応をして薬の効果が弱くなったりするので注意が必要ですね。
調剤薬局とドラッグストアって何が違うんですか?
薬品医療機器等法(旧薬事法)には調剤薬局という定義は無く、処方箋を扱うことが出来る薬局は保険薬局というのが正式名称です。ドラッグストアは店舗販売業になりますが、一部のドラッグストアにも処方箋を受付するところもあり、薬局としての許可を受けています。
ドラッグストアなのに、自分自身で選んで買えないお薬があるのはなぜですか?
平成26年6月に医薬品医療機器等法(旧薬事法)の改正で薬局やドラッグストアなど店舗販売業では「要指導医薬品」という医薬品のカテゴリーが新たに創設され、その薬を販売しているところがあります。この中で劇薬にあたるものは14歳未満の人には販売できません。また購入希望者本人以外が使用する場合も販売することが出来ません。その状況において薬剤師の判断にて販売の可否が決定することになっています。
「かかりつけ薬局」とか「かかりつけ薬剤師」って、何をしてくれるんですか?
本来街の薬局は地域の方々の健康相談について十分な役割を果たしていたのですが、20年前より近隣の処方箋の調剤を主とする薬局のスタイルが増加し医薬分業率が上昇しました。その結果、処方箋が無いと立ち寄れない雰囲気の薬局が増え、お気に入りの薬剤師という姿が見えなくなってしまったことが挙げられます。やはり医薬分業の本質は、地域の皆さんにとってその地域でのお気に入りの薬剤師に気軽に健康相談ができる場所としての「かかりつけ薬局」が必要であり、それぞれ相性の良い薬剤師を探せるような工夫が現在期待されています。
以前「おくすり手帳」をもらいましたが、普段は持ち歩いていません。そのように薬局で伝えるとシールをくれるのですが、家に帰ると、そもそもその「おくすり手帳」をどこにしまったのかわかりません。どうしたらいいですか?
おくすり手帳をなくしてしまった場合は、直前に行った薬局で新しい手帳をもらいましょう。リクエストすれば数回遡ったシールを貼ってもらえます。2011年の東日本大震災の際は、津波で多くの方が交付されたお薬とおくすり手帳を失いました。その時は、患者さんの記憶を手掛かりに、支援に入った薬剤師が今まで患者さんが飲んでいた慢性疾患の薬を復元しています。お手数にはなりますが、常におくすり手帳は持ち歩くことをお勧めします。
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